株主・投資家の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

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私どもの警備業界をとりまく経済環境は、社会活動を維持するために必要不可欠なサービスであることから、引き続き底堅い社会的ニーズが見込まれています。一方で、人材獲得競争の激化から賃金上昇が続くものの、警備業界の労働分配率はすでに高く、物価高の中での持続的な賃上げには限界もあるなど、警備業界をとりまく環境は大きく変化しています。

このような経営環境の下、KSSグループでは、長期視点での経営方針として「売上高800億円、社員数2万人」を目指し、規模拡大に取り組んでいます。

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2024年3月期の業績は、賃上げなどの影響があったものの、長期的な経営方針に向けて、買収と常駐契約増加の取り組みを反映したものとなりました。2025年3月期は、引き続き出資・買収、常駐契約増加、また2025年大阪・関西万博の警備の準備に取り組んでいきます。

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出資・買収は、国内警備業者が１万社超ある環境下で、売却案件数も増加傾向です。KSSグループでは、警備会社や周辺領域に対する出資・買収などを継続的に実施し、人員数とエリア体制を拡大・強化し、規模の強さやスケールメリットによって利益を創出し、ステークホルダーである従業員と株主の皆様への利益還元につなげていきます。

 

常駐契約増加については、新規案件の受注に取り組んでまいります。KSSグループでは、ユーザーエンゲージメントの向上のため、警備品質をともなった上で、重要防護施設、中央省庁、物流施設、データセンターといったランドマークかつ業界屈指の警備実績の積み上げに取り組んでいます。これらの警備実績は従業員にとっての体験価値にもなり、"One Person, 10 License"をキーワードとする警備・消防関係の資格取得と相まって従業員エンゲージメントの強化につながるため、採用効率及び定着率の向上として収益貢献すると考えており、引き続き取り組んでまいります。​

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ここに謹んでご挨拶申し上げますとともに、株主・投資家の皆様におかれましては、なにとぞ一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。